不動産鑑定士であれば、全国どこであっても不動産の評価をすることができます。
当事務所も神奈川県にありますが、全国各地の評価に対応しているので、過去5年間に当事務所がどの地域の不動産を評価したのか、まとめてみました。
神奈川県が約70%、神奈川県外の都道府県は約30%
当事務所の評価は、神奈川県内の不動産が大半を占め、次いで東京都、関東※、その他の地域 という結果になりました。
※ 関東 : 千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県

その他の地域の中には、長野県や静岡県など、神奈川県に比較的近い地点が多いのですが、中には北海道などもありました。
横浜市が約75%、横浜市以外の市町村は約25%
神奈川県内に絞り、市町村別の評価地点を集計した結果、横浜市が大半を占める結果となりました。全評価地点の半数以上は横浜市内の不動産になります。

横須賀市や鎌倉市が多い理由ですが、当事務所がある横浜市港南区から比較的近いことが要因の1つかもしれません。ただし、小田原市や大和市、相模原市など、神奈川県内の不動産については満遍なく評価をしているので、次の5年間では、順位が変わる可能性もありそうです。
神奈川県内の不動産評価が多い理由は?
当事務所に神奈川県内の不動産評価依頼が多い理由は、次の要因が考えられます。
- 依頼者が神奈川県内にいる
- 地元の鑑定士が選ばれやすい
- 交通費が安く済む
不動産鑑定士を選ぶ場合は、自分の近くの鑑定士を探す場合と、評価する不動産の近くの鑑定士を探す場合の2パターンになると思います。
①の「依頼者が神奈川県内にいる」は前者のパターン、 ②が後者のパターンになります。評価に先立って、ご依頼者さまと打ち合わせや相談が必要な場合もあるので、ご依頼者さまと場所的に近い方が、メリットが多く、概ね①の理由で当事務所にご依頼いただいているのが現状です。
東京都の評価を依頼されるパターンは?
東京都のご依頼者さまが、東京都の不動産の評価を依頼していただくことも多くあります。
鑑定評価の需要が東京都は非常に多いので、当事務所も東京都内の評価は多く行っています。
それ以外の場所の評価を依頼される場合は?
神奈川県と東京都以外の不動産の評価依頼を受けるパターンは、
依頼者が神奈川県内にいるが、評価する不動産が神奈川県外にある場合が大半です。
例えば、全国に不動産を持っている企業様や、神奈川県内にお住まいになっているが、相続などの理由で神奈川県外に不動産を持っている方からの依頼が当てはまります。
場所の制約は少なくなってきている
近年は、Zoomなどのテレビ会議を使ってご依頼者さまと打ち合わせすることもあり、また、資料のやりとりもメールで出来るようになったので、ご依頼者さまとの距離の問題は、少なくなってきました。
そうなると、今後は、場所の制約以外の部分で不動産鑑定士を選ぶようになってくるのかもしれません。