夏が近づいてくると、台風やゲリラ豪雨が心配になります。
特に土砂災害は人命に直結するので、関心が高いのではないでしょうか。
国土交通省では、土砂災害に対して危険な地域を指定しています。
自分の住んでいる場所は大丈夫なのか、購入しようとしている土地は安全なのか、調べてみることをオススメします。
土砂災害で危険な地域
土砂災害について危険だと指定されている主な地域は次の3つです。
傾斜が急で崩壊する可能性がある区域、土砂災害を引き起こす原因となる区域
急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、住民等の生命又は身体に危害が生ずるおそれがあると認められる区域、土砂災害に巻き込まれる可能性のある区域
急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、建築物に損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域
①と②の場所は同じ場所に指定されていることが多く、②は①によって巻き込まれる区域なので、より広範囲に指定されています。
③は②より危険な区域で、②の土砂災害警戒区域は横浜市で2428か所指定されているのに対し、③の土砂災害特別警戒区域は3か所に限られます。
程度に差はありますが、①~③のいずれかに指定されている地域は、土砂災害について気をつける必要があります。
神奈川県の土砂災害警戒区域の調べ方
神奈川県は土砂災害に関するポータルサイトを作成しています。
上のリンク先に移動した後、
左上にある「土砂災害のおそれのある区域」をクリックします。
すると、神奈川県の地図上に
土砂災害警戒区域(青枠に囲まれた黄色い部分)を表示してくれます。
さらに、左側の「土砂災害の危険度」を選択すると、
サイトを見ている時点での危険度(避難をする目安)を教えてくれます。
大雨や台風が近づいてきたときに、このサイトを確認することで、
いち早く危険を察知することができます。
まずは一度確認すること
土砂災害警戒区域は行政などによって擁壁などの対策がとられていますが、完全ではありません。「ここは危険な地域だ」と認識しているだけでも、豪雨などの時の初動に差が出ると思います。
一度、自分の住んでいる場所を確認しておくことをオススメします。