住所には2種類あるって、知っていますか?
手紙や荷物を送ったりするときに使う住所は「住居表示」と言います。
一方、土地を買ったときに出てくる住所は「地番」と言います。
それぞれの特徴を簡単に説明します。
目次
住居表示とは
普通、「あなたの住所は?」と聞かれたら、「住居表示」を答えます。
住居表示は主に郵便の配達をしやすくするためにあり、規則正しく番号がつけられています。
例えば「〇〇町1-10-5」のお隣は「○○町1-10-6」になっています。
この住居表示は、建物が建っている土地につけられます。
なので、建物が無い土地には住居表示がありません。
郵便を送るための住所なので、建物が無い場所には必要ないですよね。
地番とは
地番は登記所がつける土地の住所です。
登記所は、その土地が誰が持っているかを登録する場所です。
そのため、土地を売ったり買ったりするときに、「地番」を使うことになります。
また、建物が無い場所にも地番は存在します。
建物が無い土地も売買の対象になるからです。
住居表示と地番の関係
1つの土地に、住居表示と地番がそれぞれつけられています。
「〇〇県□□市△△町」までは同じで、それ以降が違うというケースが一般的です。
ただし、住居表示と地番が全く同じ場合もあります。
ちなみに、住居表示から地番を探したり、地番から住居表示を探すのは、結構大変で、「BLUEMAP」と呼ばれる専用の地図を使う方法が一般的です。
普段の生活で使うのは「住居表示」
土地を売ったり、買ったり、相続したりするときに使うのは「地番」
と覚えておきましょう。